ごあいさつ
代表取締役の宇佐美と申します。簡単にではありますが、ごあいさつをさせていただきます。
訪問カット ハートフルラビはお客様、またそのまわりの人たちにも笑顔になっていただける心のこもった訪問理美容サービスを提供することで社会に貢献し、従業員も含めハートフルラビに関わるすべての人が幸せになれることを目的に事業展開しています。
この場では訪問理美容事業を起業するに至った経緯をお話しさせていただこうと思います。15年近く前の話になります。義母が病を患い、みるみるうちに進行して行きました。そんな中、私と妻は少しでも義母の手伝いが出来ればとの思いから妻の実家で同居を始めました。
義母には「病院に入院する気はなく自宅で過ごしたい」との思いがありましたので、私達家族は介護において全くの素人でありながら、試行錯誤を繰り返しつつ懸命に義母の看病を続けていました。
その時は介護支援の業者があることを知りませんでしたし、担当の医師も病院関係の人も誰も、そんな情報を教えてはくれませんでした。
電動ベットの購入や自宅の改装、起き上がることが出来なくなった義母の病院への移動などすべて私達家族で行っていました。
車椅子の購入を考えていた時、近所に介護支援の事業所があることを知り「車椅子を貸してもらえませんか?」と尋ねた時に初めて色々な在宅サポートがあることを知りました。
介護保険という制度があることを知りケアマネジャー、数々のレンタル用品、介護移送、訪問看護、訪問入浴とたくさんの介護支援事業所のサポートを受けて本来の義母の生活には、ほど遠いながらも最低限の生活が送れるようになりました。
本当に最低限の生活を義母にさせてあげられただけです。それでも介護において専門の人たちがサポートしてくれることはとても心強く、自分たちだけでの介護に限界を感じていた私達家族にとって本当に有り難かったです。
残念ながら義母は亡くなってしまいましたが、一緒に過ごした日々が訪問理美容サービス、そして介護業界に従事する人の素晴らしさについて改めて考えるきっかけとなったことは言うまでもありません。
世の中にはたくさんの訪問理美容事業所があります。そしてたくさんの訪問理美容師がいます。ですが、実際に身内の介護経験のある訪問理美容師がどれだけいるでしょうか。
介護される側の気持ち、介護する側の気持ち、家族の気持ちを身をもって経験している私だからこそ訪問理美容師として行動すべきと考え訪問カット ハートフルラビを起ち上げました。
たまたま事業所を構えた鎌ケ谷市が、全国でも数少ない訪問理美容サービスに介護保険が利用できる自治体と知り。是が非でも指定事業者と認定されるため、私なりに努力をして鎌ケ谷市の要介護、要支援の人だけではありますが介護保険を使っての訪問理美容サービスが提供できる事業所となりました。
訪問理美容サービスは他の介護サービスのように日常生活で絶対に必要なサービスではありません…
それでもヘアスタイルを整えることで少しでも「心躍る・心震える・心ときめく」そんな気持ちを感じていただけるよう心を込めて訪問理美容サービスを提供しております。
従業員はみんなその旨を理解し頑張ってくれています。どのヘアスタイリストが担当になっても満足していただけるはずです。
幸い訪問先も従業員も増え、法人として活動するに至りました。今後は『訪問理美容師としてのプロフェッショナルの育成』に尽力し「訪問理美容って素敵だな」と一人でも多くの人に思ってもらえる会社にしていきたいと思います。
訪問理美容サービスを含む介護業界は亡き義母が導いてくれた道と感謝し、ハートフルラビに関わるすべての人に感謝しつつ社会に貢献できるよう努めて参ります。皆様のご支援、ご厚誼のほどよろしくお願いいたします。
簡単にごあいさつと言っておきながら長くなってしまいました。訪問理美容サービス、また介護事業にかける思いを話すために義母の話を取り入れました。本音を言えば公の場で義母の話をしたくはありませんでした。それでも取り入れたのは皆様に少しでも私の正直な思いを感じてもらえればと思ったからです。
訪問カット ハートフルラビ 従業員一同の熱き思いは、この程度の文面では伝えられません。 実際にお会いして肌で感じていただければと思います。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。